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【Nコン2018】中学校の部の審査結果は?~来年のポップス課題曲担当はあの3人組グループ

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今日は生で全部観ました。
課題曲ってやっぱり大事ですね。
明確な差は課題曲に表れました。
審査結果です。


🥇金賞
豊島岡女子学園中学校(関東甲信越、東京)

🥈銀賞
郡山市立郡山第五中学校(東北、福島)

🥉銅賞
町田市立鶴川第二中学校(関東甲信越、東京)
清泉女学院中学校(関東甲信越、東京)



豊島岡女子学園中学校が金賞でした。
私も金賞かなと思っていました。
自由曲は特に鳥肌立ちました。
おめでとうございます。

銀賞は郡山第五中学校。
トップバッターで銀賞はお見事です。
あの響きは完全に大聖堂の響きです。

銅賞は今年もパフォーマンスが光った鶴川第二中学校。
そして課題曲が柔らかい響きだった清泉女学院中学校。

シードブロックは関東甲信越と東北です。
今年は東北が1枠でキツかったですが、
来年は2枠に戻ります。

翔ぶ
仲間と一緒に合唱するなかで、大きくはばたくチカラを育んでほしい。
自分の中にあるツバサを信じて、おそれずに前に進んでいく勇気をつかみとってほしい。
そんな願いをこめて、テーマを「翔(と)ぶ」としました。作詞:SHISHAMO

課題曲の発表は来年の3月です。



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Nコン2020全国コンクールは11月21~23日に開催へ~東京オリンピックの影響か?

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Nコン2019Nコン2020の日程が発表されました。




Nコン2019に関しては今年度とほぼ同じ日程。
ただ、北海道ブロックで地区再編があります。
小樽・後志地区、札幌地区、空知地区を統合し、
道央地区大会として開催
するそうです。

そして例年は発表されない翌々年の
Nコン2020について前倒しで日程発表がありました。
理由は記載されていませんが、
東京五輪の影響ではないかと思います。
ちなみに2020年は体育の日が7月24日に移行し、
名称がスポーツの日に改称されます。

北海道ブロック10月上旬
東北ブロック未定
関東甲信越ブロック10/10(土)、11(日)
東海北陸ブロック未定(例年の時期から変更予定)
近畿ブロック10/17(土)、18(日)
中国ブロック10/10(土)、11(日)
四国ブロック9/20(日)~22(火・祝)のうち2日間
九州・沖縄ブロック8/26(水)~8/27(木)
全国コンクール11/21(土)~23(月・祝)※開催場所未定



全体的に1ヶ月程度遅れます。
九州・沖縄ブロックのみは例年通りですが、
全国大会まで3ヶ月近く間が空きます。
また、全日本合唱コンクールとの兼ね合いや、
3年生の引退問題も出てくるので、
やや厳しい日程となりそうです。
そして全国コンクールの開催地が未定なのも気になります。
単に確実にNHKホールが押さえられてないだけかもしれませんが。


日程は変更の可能性もあります。
Nコンのホームページを随時ご確認ください。


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【Nコン2018】Nコン2018を振り返って/Nコン金賞受賞回数データを更新しました

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今年の全体を通しての感想と、
金賞校についての感想を
総括として更新しておきます。

ついでに8年前(!!)に投稿していた
Nコン金賞記録のデータも
久々にアップデートしておきます。


七生緑小学校は今年で6年連続の金賞。
「課題曲はもっと地声寄りの声(≠喉声)が合うだろうな」
と思って小学校の部を聴いていたところ、
この学校が登場してその希望を満たしてくれました。
小学校の部に関してはキレイな声だけでなく、
曲にあった声作りも大切にして欲しいと思います。

自由曲はこのところ委嘱が続いていて
年によってはどうなのかなと思う曲もありましたが、
今年の曲は圧巻のひと言。
小学生でここまでレンジの広い演奏ができるんですね。
場面が変化するたびに一人でうなってました。
欲を言えば来年以降はこの記録更新を一区切りとして、
他のジャンルの楽曲を聴いてみたいという気持ちも。


課題曲に求められているトーンはしっかり押さえ、
やや流れが気になる部分があったものの
上手くまとめ上げられていたと思います。

自由曲は歌い出しからため息の出るような美しさ。
毎年のように選曲もセンスがいいですね。
新曲・委嘱曲・過去の名曲、と
偏りない選曲は大きな強みです。
現在の中学校の部の選曲傾向に
新しい流れを与えている学校だと思います。
過去の審査員にこう注文した審査員がいました。

コンクールというと、難しいもの、
新しいものを選んだ方がいい、
という考えを払拭して欲しい。
優勝校が率先してこれを打ち破るべきで、
古い曲で易しい曲でも、音楽的に歌って、
学生らしさを発揮して欲しい。

まさにこの学校のことだなと思いました。
金賞校は率先して選曲の方向性を示してくれると
Nコンはもっと良くなると思います。


金賞校の郡山高校。
課題曲は「端正」という言葉そのもののような演奏。
揺らしすぎて疑問に思った学校もあった中で、
これ以上はないのではないかと思う仕上がり。

自由曲は「おやすみなさい」の繰り返しで、
少し間違えば単調になりそうな曲なのに、
色彩鮮やかに歌い上げました。
テキストもはっきりと聞き取れました。
こういう楽曲に出会うと癒やされますね。
人気が出る曲になると思います。


前にも一度特集して書きましたが、
学校紹介が審査に影響するかは明示されてませんが、
訓練とその成果や受賞履歴とかは
印象としてあまり良くない気がします。

それよりも豊かな音楽活動のためにどんな活動やったか?
先生がいなくても生徒だけでも練習が成立する仕組みはあるか?
音楽を通じた郷土との関わり合いなど、
そういった点を紹介した学校は好印象でした。


合唱カバーのスペシャルステージは
物足りなさを感じることも多いのですが、
高等学校の部のLOVEマシーンは
過去イチなくらい弾けましたね。
合唱的な声をもっと捨ててもいいくらい、
とも個人的には思いましたが。
でも大満足です。

課題曲メドレーはやや期待はずれ。
選曲は順当だったと思いますが、
アレンジがイマイチだったのかな?
やや会場も冷めてる感じが。
80回大会のときもそうでしたが、
曲数とかも中途半端なのかな?
一度しっかりとしたメドレーなり、
振り返りステージを設けてほしいですね。

小学校の部の「未知という名の船に乗り」も
アレンジがイマイチに感じました。
オリジナルのままで良かったのでは?
せっかくノリノリのエイトビートの課題曲なのに
スペシャル合唱団の歌声が合ってないんですよね。
声は美しいんですが優等生過ぎたと思うんです。
テンポがややゆったりしていたのもマイナス。

中学校の部はSuperflyの「Beautiful」の合唱カバー。
これもアレンジがどうなのかな?と。
そもそも別の曲でも良かった気がしました。
本来はコーナー前のニッチェみたいに
ソウルフルに歌ってこその曲だと思います。
声の工夫なしでは無理があった気がします。


ゲスト司会については3部門とも
緊張されてた感じでしたね。
だからこそのサポート進行の
パンサーやニッチェがいるのだと思いますが。

高等学校の部のパンサーは
初めての担当ということもあるのか
高校生との距離を感じましたね。
盛り上げようとする気概は伝わりましたが。

小中のニッチェはもう流石のひと言。
ニッチェが登場する以前の全国大会に感じていた
生徒へのインタビューに関する不満は
完全に解消されました。
今年は例年以上に生徒の本音や
素の姿が見れて楽しかったです。
やっぱりステージを離れれば
普通の(良い意味で)生徒なんだな、
と安心するんですよね。
それを引き出す力はさすがプロだと思います。


※集計ミスがあるかもしれません。

10回:愛媛大学教育学部附属小学校
8回:南材木町小学校
6回:七生緑小学校
5回:大岡山小学校
4回:碩台小学校、暁星小学校
3回:金竜小学校

6回:七生緑小学校(継続中)
5回:大岡山小学校
4回:碩台小学校
3回:暁星小学校、金竜小学校、南材木町小学校


8回:根城中学校
6回:五橋中学校
4回:鷹匠中学校、郡山第二中学校
3回:真栄中学校、愛媛大学教育学部附属中学校、鶴川第二中学校、豊島岡女子学園中学校

4回:根城中学校、郡山第二中学校
3回:五橋中学校


15回:安積黎明高等学校
7回:山形西高等学校
6回:八潮高等学校
5回:宮崎学園高等学校
4回:鹿児島女子高等学校

8回:安積黎明高等学校
5回:山形西高等学校
3回:八潮高等学校、鹿児島女子高等学校、幕張総合高等学校


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来年のNコンへの展望(課題曲・自由曲)~ポップス課題曲に変化を?外国語曲は嫌われてる?

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小中高を通じて思うのが、
近年は歌詞が長すぎませんか?
もう少し含みのある歌詞で、
解釈の余地を大きく残したものになれば
歌詞の解釈は充実するでしょうし、
近年の長すぎる歌詞問題は
解決しそうな気もしますが。


そして問題になりがちな中学校の部。
昨年、一部で騒ぎになりました。

何年か前にも書きましたが、
そろそろ明るい課題曲も良いのでは?
特にSHISHAMOを起用するのであれば
チャンスだと思います。
すでに課題曲はほぼ完成してるとは思いますが、
明るい青春ソングでも共感や感動は
十分呼べると思います。

今年のこども音楽コンクールで
こんな音源が先日公開されていました。





少し極端な例かもしれませんが、
TBSドラマ「表参道高校合唱部!」の主題歌です。
明るくキャッチーなのに
中学時代の明るさだけでなく、
疾走感や儚さ、青春、
声を合わせる喜びを感じる演奏です。



今年は平成最後のコンクールに
豊島岡女子学園中学校が
優勝校の自由曲の方向性の一例として
良い例を示してくれたのが印象深かったです。

どうしてもコンクールとなると
全国出場校の演奏に倣う傾向は
残念ながら昔から変わっていません。
だからこそ優勝校に率先して
新曲・難曲傾向を打ち破ってもらいたいです。
新曲にも良い曲はたくさんありますが、
「古い曲にも新鮮さを見出す」
そういう価値観も持っていただけたら。
そのためには地区大会に至るまで、
評価する側も一層変わる必要があるのかも。

ただ、昨今の選曲傾向に関しては、
審査基準が変更された頃から
大きく変わったと思います。
異論は多々あるとは思いますが、
個人的には良い傾向だと思います。

恐らく「十分歌い上げられるもの」が
評価されるようになったのでしょうか、
コンクールのカラーもハッキリしたと思います。
「無理して歌ってるな」と思う演奏は減ったように見えます。
「勝手に学生のリミットを決めずに歌えばいい」
というのであれば別のコンクールがあると思います。

「Nコンは外国語曲が嫌われてるから減った」
というSNSでの書き込みをよく見ますが、
外国語曲が嫌われてるからではなく
「十分歌い上げられるもの」が
評価されてるからだと思います。
十分に歌い上げられる素地があれば
きちんと評価されていると思います。


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【NコンS32】昭和32年のNコンはどんなだった?~自由曲と審査講評から

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偶然「教育音楽」のFacebookを見ていると、
ちょっと前に昭和32年のNコンの記事が紹介されてたので、
記録保存がてらに紹介します。
過去の冊子がデータ化されて
販売されたらぜひ欲しいですね。


当時のコンクールの概要を少し紹介します。

  • コンクール名は「全国唱歌ラジオコンクール」。NHK全国学校音楽コンクールとなったのは昭和37年。37年~42年は合奏部門も併設。
  • 昭和31年に初めて沖縄が九州地方として参加しました。当時は日本に返還されていません。昭和34年には沖縄地方として独立し、昭和53年に九州地方に吸収されます。東京地方も独立しており、昭和59年に関東甲信越地方に吸収されます。
  • 規定人数はは小学校20名、中高が24名と思われます。
  • 磁気録音テープによる審査で、テレビ放送は昭和56年度から。
  • 課題曲の作曲が一般公募でした。
  • 自由曲(随意曲)は教科書掲載曲に限られていました。恐らく過去の課題曲もOKだったようですが。どんな曲でも歌えるようになったのは昭和35年から。



「花で鳥で歌で」(作詞:小林 純一、作曲:堀 輝房、編曲:富永 三郎)

「白鳥のうた」(作詞:藤浦 洸、作曲:京嶋 信、編曲:岩河 三郎)

「白き雲ゆく」(作詞:藤原 定、作曲:橋本 喬雄、編曲:島岡 譲)



まずは北海道地方の小学校の部から。
紹介されていたのが随意曲と全体講評のみでした。
講評は要約しています。
この年の代表校は伊達西小学校で、
全国3位になっています。
校名・自由曲の表記は紙面に準じています。



岩見沢市南小学校(岩見沢地区)
「月見草咲くころ」

訓子府町訓子府小学校(北見地区)
「花のまわりで」

札幌市北九条小学校(札幌地区)
「小川」

釧路市寿小学校(釧路地区)
「ひつじ」

旭川市啓明小学校(旭川地区)
「納凉」

山越郡八雲小学校(函館地区)
「峠路」

伊達町伊達西小学校(室蘭地区)
「お江戸日本橋」

清水町清水小学校(帯広地区)
「おまつり」

小樽市花園小学校(小樽地区)
「ひつじ」

  • 前々年110、前年130、本年は190校の参加があった。
  • 目立って素晴らしい学校も、目立って悪い学校もなかった。
  • 水準は向上したが、表現法が画一的、声のきれいさを気にするためか、のびのびした音楽表現に欠けたコンクールの宿命ではあるが、仕方ないでは済まされない。
  • 頭声発声の研究が非常に進んで、効果を挙げている。
  • 入賞3校は、明るい声(室蘭)、表現力ある声(旭川)、柔らかい声(札幌)という特徴があった。
  • 発音が不明瞭・揃わない学校もあった。
  • ヴィブラートはアンサンブルではマイナスだが、表現上の効果では状態次第では必ずしもマイナスにならない。
  • 旭川は不自然なヴィブラートでマイナス、札幌はハーモニーが多少不安定だったがヴィブラートが美しい効果を見せたのは面白い対照。
  • 帯広(共鳴を少し前に)と根釧(声に弾力性を)は発声の研究を。
  • 課題曲のアウフタクトの出だしが不明瞭。



次に中国地方です。
随意曲の情報が見えませんでした。


第1位 鳥取西高等学校(鳥取)
  • 批判の余地がないわけではないが、概して平均した出来栄え。
  • 両曲を通して一般に、母音が暗く、言葉に不鮮明な点が見受けられたのは残念。
  • ソプラノが女王のごとく君臨し、男声部が不甲斐ない扈従したのは合唱から巾と艶を失わせしめた。
  • 課題曲はテンポがゆるく、反して自由曲は早すぎて、ゆとりに欠けた。


第2位 広島女学院高等学校(広島)
  • 唯一の女声合唱であったが、ソプラノに若干生声が。
  • 自由曲のア・カペラはかなりまとめられたが、人数的にニュアンスを出し難いのでは?
  • テンポがアレグロ・モルトにしては遅すぎ、母音「ア」のパッセージはアタックが不明瞭。


第3位 浜田高等学校(島根)
  • 付点音符が正しく、マルカート気味なのは良かった。
  • 女声部が上づり、音程に乱れ。
  • 表情も考えられて歌われたが、Gesの音は頂きにくい。
  • 男声部は誠に上手かったが、声域との関係はいかがか?


  • 男声が次第に伸びてきたことは喜ばしいが、相変わらずソプラノオンリー、ワンマンが見られるのは頂けない
  • 声のバランス・アタック・ゆとりのあるハーモニー等、例年のごとく課題が繰り返される。
  • 自由曲の選曲に最大なる考慮を。



最後に四国地方を。
講評は1位と2位のみです。
当時は女声の参加校が
良い成績を収めにくかったというのは意外です。


第1位 愛媛県 愛媛大学教育学部附属中学校
「森の歌」(混3)

  • 発声は素直で明るく、量もあって美しい。
  • 音色が平板になり、表情と一緒にならない点がある。もっとつき込んだまとめを。情趣豊かに。
  • 音程の不正確なところもあり、発想にはだいぶ邪魔になった点も。
  • のびのびとして全体的に感じが良く、リズムが適正。男声も割合良い。
  • 伴奏のミスが批評の的に。


第2位 徳島県 麻植郡鴨島第一中学校
「川」(女3)

  • 珍しく女声が良い成績になれてめでたい。
  • 強弱の変化の不足、発声の不十分、発音不明瞭という批評があるが、女声合唱の性格上やむを得ない。
  • 「川」の掘り下げが足りない。
  • 拍子がが不正確、もっと柔らかさを。スタッカートが悪い。
  • ソプラノが美しく、曲全体がこじんまりとしていた点は良い。


第3位 香川県 坂出市坂出中学校
「モルダウの流れ」(混3)

第4位 高知県 高知市城西中学校
「美しく青きドナウ」(混4)



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【Nコン2018】座談会式の審査講評を読んで

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すでにNコンのホームページには、
全国コンクールの審査講評が掲載されていますが、
「教育音楽」の方にも審査講評が掲載されています。
小学校・中学校は座談会方式でした。
(個人的には「審査員一人ひとりの部門総括
+課題曲制作者はどう聞いたか?」
がベストだとは思います。)


印象としては小・中学校は特に、
「自然な発声と表情」が
評価されているようです。
私は何年もそれを思っていたので、
ようやくといった感じです。
ただ、感じ方の違いもあるので、
審査員の方が「自然だった」と評された学校が
私には全く自然に思えない学校もあったりで、
難しいとろこなんだなと思いました。

表現の効果として地声を使った学校を評価されたり、
「もっとはっちゃけた方がいい」というアドバイスは、
技術的に成熟した「その先」を感じさせるものでした。


今年もポップス課題曲は課題となったのは確かなようで、
個人的にはポップスだから、というよりも、
その曲にあった音色作りはもう少し気を遣ってもらえれば、
と毎年毎年思うことです。
純合唱曲なら必ずやることのはずなのに残念でなりません。
今年の課題曲は特に歌い出し5秒くらいの音色で
その先の展開が見えてくるようでした。

審査員の方がいおっしゃってたことで印象的だったのが、

  • 声楽家やボイストレーナーが教えてくれる「良い発声」一辺倒にならないこと。
    →すべてのジャンルがカバーできるわけではない。

  • ポップスは単に明るい声や浅い声で歌うだけでは成立しない。


大いに参考にして欲しい部分です。


これもまた毎年言われることですが、
「コンクールはあえて比較した上で順位をつけたもの。
指揮者・作曲家・声楽家が評価するから当然評価がわかれる」
というのも念頭に置いて結果を見るべきということ。
高等学校の部は、
「20年以上審査した中で経験したことのない混戦だった」
と書かれていました。


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今年の「今年」と、明日は淀工グリーの定演2019

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遅ればせながら…
あけましておめでとうございます。
今年も今年の「今年」を聴いて年が明けました。
今年を歌おうプロジェクト
通称「ことプロ」です。
誰かの初歌になれるプロジェクト、
素敵なことだと思います。


「今年」詩:谷川俊太郎、曲:松下耕、合唱:今年を歌おうプロジェクト2018to2019)

そして、もう何年通ってるかわかりませんが、
明日は淀工グリーの定演です。

淀工グリー定演

「部員がいなくなるから定演終了」宣言から、
奇跡の復活を果たして、
今年も部員が集まったようです。

今年も楽しみです。


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【淀工グリー定演】第33回淀川工科高校グリークラブ定期演奏会レビュー(2019.1.20)

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淀工グリー定演2019

一昨年、部員がゼロになり、
一旦は廃部になった淀工グリー
そこから新入生部員が3名入部し、
「まさか」の定演開催。
そして、今年も無事開催されました。

今年は部員がさらに3名増え、
計6名になっていました。
会場からも「良かった」という声が
チラホラ聞こえました。

そんな今年の定演を振り返ります。

「翼をください」(村井邦彦)
「となりのトトロ」(久石譲)
「Tomorrow」(杉本竜一)
「もしもピアノが弾けたなら」(坂本晃一)

やはり3名より6名ですね。
これからの淀工グリーを背負ってくれる6名。
1曲目の「翼をください」は、
そんな彼らを映し出したような演奏でした。
数日後に行われる大阪府の
アンサンブルコンテストにも参加するそうです。
そして「となりのトトロ」からは、
伴奏者命令で(!?)高嶋先生も参加。

ステージで歌う緊張感と喜びを
味わえたのではないでしょうか?
会場で見ている大人たちは、
息子や孫を見るような眼差しです。
淀工グリー初と言われる
美術部と兼部という子もいました。
その子の御祖父は高嶋先生の10個下だそうです😁


「おどるポンポコリン」(織田哲郎)
「五段活用」(嘉門達夫)
「不協和音」(ブリーフ&トランクス)
「あんた」(伊藤薫)
「空とぶうさぎ」(矢田久子)
「若者たち」(佐藤勝[信長貴富])

2ステージ目の裏テーマは
「追悼」の意味もあったそうで、
1曲目はさくらももこさん、
2曲目は樹木希林さんが歌詞に登場。
「五段活用」はいくつかバージョンがあり、
しかも早口なので歌詞を間違えないか大変だそう。
もちろん、会場からは笑いが。

いつも感心するのが、
ポップスと合唱曲の歌い分け。
意識はしてないのかもしれませんが、
発語や声を喉に少し落とす感じ(?)、
違和感なくスーッと耳に入ります。
やしきたかじんさんの「あんた」は、
フレーズが掴めるかのようでした。


「春」(信長貴富)
「春愁のサーカス」(信長貴富)

OBと参加した全日本合唱コンクールで
銀賞を受賞した2曲を披露。
先ほどのステージとは
会場の雰囲気がガラリと変わりました。


「みやこわすれ」(千原英喜)
「物語」(木下牧子)
「会いたい」(財津和夫)
「ファイト!」(中島みゆき)

4ステージ。
3曲目の「会いたい」は
沢田知可子さんが歌ったヒット曲。
この曲を今年歌うことになった経緯が
高嶋先生からありました。

昨年の定演の半月後、
淀工グリーのOBの方が
交通事故に巻き込まれて亡くなったそうです。
しかも1歳半のお子さんがおり、
亡くなった半年後に2人目も生まれたそうです。
30歳の若さだったそうです。
最近は定演には参加できていなかったそうですが、
彼が現役時の定演で歌っていた
「会いたい」がふさわしいのではないかと、
今回の定演で歌うことになったそうです。
会場にはお父様や奥様もおられたそうです。

曲中の「会いたい」のフレーズの部分は
大きくためて歌われ、
特に思いがこもっていて、
レクイエムのように会場に響き渡りました。


「マイ・ウェイ」

今年も卒業生がいないので、
アンコール曲の定番のこの曲。
でも来年は奇跡の復活を実現させた
3名が卒業となります。
どんな「高校三年生」が聴けるのか?
今から楽しみです。


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【Nコン2019】課題曲初演番組は来週3/9!~角野栄子・SHISHAMO・川村元気の課題曲公開

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遅くなりましたが、
今年の課題曲のタイトルが発表されています。


小学校の部が「わたしは こねこ
角野栄子さんが手がけた課題曲。
角野さんの代表作は「魔女の宅急便」。
こねこから「翔ぶ」のイメージは容易にわきますね。
どんな歌詞になっているのか?


中学校の部は「君の隣にいたいから」(詞・曲:宮崎朝子)
手がけたのはSHISHAMO。
タイトルから受けるイメージでは
待望の明るい課題曲?だといいのですが。
そろそろ元気な課題曲聴きたいですよね?
編曲は加藤昌則さんです。


高等学校の部は「僕が僕を見ている
作詞は映画「君の名は。」で話題になった
映画プロデューサーの川村元気さん。
作曲は映画「モテキ」の音楽で、
第35回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した
岩崎太整さんです。
川村さんは「モテキ」も製作しています。
編曲は横山潤子さん。
主人公の僕が自分自身を見つめ直す感じでしょうか?

初演番組は来週3月9日です。
高等学校の部は今年も無伴奏のようです。


3月9日(土)午後3時~4時(Eテレ)わたしは こねこ
指揮:清水 雅彦
ピアノ:石野 真穂
合唱:NHK東京児童合唱団
君の隣にいたいから
指揮:辻 秀幸(混声)、名島 啓太(女声)
ピアノ:斎木 ユリ
合唱:NHK東京児童合唱団、
NHK東京児童合唱団ユースメンズクワイア
僕が僕を見ている
指揮:清水 敬一(混声・男声)、金田 典子(女声)
ピアノ:浅井 道子
合唱:NHK東京児童合唱団ユースシンガーズ、
早稲田大学コール・フリューゲル、早稲田大学高等学院グリークラブ



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【Nコン2019】令和元年度のNコンは、音を楽しむチカラ(音楽力)が試される?

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初演が放送されてだいぶ経ちますが、
今更ながらの今年の課題曲の印象を。
専門的な演奏のポイントはNコンのホームページに
初演指揮者の動画メッセージがあるのでそちらで。


まずは小学校の部。
それにしても初演のN児は年々上手くなりますね。
昔はもう少し子供っぽさを前に出してた気が。

はっきりとしたサビの部分があるわけでなく、
全体がサビのようなフレンチポップ風

逆を言えばダラーッと流れてしまって、
流した感じの演奏になってしまいそうなので、
どこか曲の頂点を決めるなりして、
聞かせどころを作ったら印象に残るかも。

初演のニャゴニャゴの部分はあっさりしてたので、
小学生が演奏するという利点を出すなら、
ここらへんに余地はあると思います。
ここをあえて地声に落とすのはやりすぎか?



中学校の部は念願の明るいポップス
何年も明るい課題曲が聞きたい!
とブログにも書いてきましたが、
ようやくSHISHAMOが叶えてくれました。
疾走感あふれるキャッチーさで、
令和初にふさわしい新しい課題曲です。

歌い出しから縦の線を揃えるの大変そうですね。
何年か前の課題曲にもこんな感じありましたね。
この部分だけでも振り落としされそう。

この課題曲を聞いて思うのは、
一旦合唱曲であることを忘れて、
「音楽にノる」ことが大事なのではないかと思います。
昨今の課題曲はビートが大切と言われていますが、
今年はその集大成です。

練習のときだけでもいいので、
体全体でノリノリで歌うのはどうでしょう?
よく言われるのが、生徒はノッても、
先生が足を引っ張ると言われるので、
先生もいっしょに。
例年通り声だけで作り上げたら、
上の大会には進めないのでは?

注意しないといけないのは、
みんな「同じ表情・ノリ」ではダメということ。
よく陥りがちなのですが、
そういうのはこの曲に合わないと思います。
曲にあった声も今年は大きな余地があると思います。
初演は男声がやや重くて足を引っ張ってる感じも。
まさに「課題曲」ですね。



高校も面白い課題曲。
ラップ風な仕掛けがありますね。
初演も工夫してました。
特に声の工夫が面白かったですね。
全国に出てくる団体がどこまで攻められるのか、
今から楽しみな部分です。

中学高校ともなれば、
イベントや慰問演奏の機会が増えますが、
今年のNコンで求められている音楽観は、
レパートリーを増やす上で
きっと役立つことになると思います。




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【Nコン2019】TBS安住紳一郎アナ、2度目のNコン関連番組出演へ~NHK生出演は初

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驚くニュースが入ってきました。
TBS安住アナが局の垣根を超えて、
Nコン2010「合唱のちから」以来、
2度目のNコン関連番組出演です。
しかも今回は初の生出演だそうです。

その番組は「沼にハマってきいてみた」
私も何度か観たことがありますが、
出演するのは7月8日の「合唱沼」の回です。



"たまたま見たNコンの放送をきっかけに"とありますが、
その番組は2008年のアンジェラ・アキさんの
「手紙」が課題曲だった年のNコン特番です。
新垣結衣さん主演映画「くちびるに歌を」の着想になった特番です。

滞在先のホテルで号泣しながら観たそうです。
安住さんだけでなく、全国の方が涙したことと思います。
これをきっかけにもう一度再放送してくれたらいいのですが。

その後、全国コンクールの会場で生観覧したり、
ラジオ番組でも合唱を取り上げてくれたりしています。
番組、楽しみですね。
こうなれば全国コンクールでも…と願いたいところです。


来月になると地区予選も始まります。
今年の中学の課題曲は明るくて結構気に入ってます。
学生の皆さん、練習頑張ってください。


7月08日(月)午後6時55分 Eテレ

今年で86回を迎えるNHK全国学校音楽コンクール。
およそ2500校が参加する「Nコン」とEテレの中高生向け情報バラエティー番組「沼にハマってきいてみた」がコラボして、合唱の魅力を深堀りする。
スタジオに、合唱に青春を捧げる現役の中学・高校合唱部員95名を招き、美しい歌声と共に合唱の魅力を語り尽くす。

ゲストは今年のNコン中学校の部課題曲「君の隣にいたいから」を作詞作曲したロックバンド・SHISHAMOのメンバーが登場。自らも学生時代に合唱経験のある3人が課題曲に込めた熱い思いを語る。

さらに、安住紳一郎TBSアナウンサーがNHKの生放送番組に初出演!
実は、安住アナも大の合唱ファン。たまたま見たNコンの放送をきっかけに合唱にハマり、NHKホールで行われるNコン本番のステージを客席で鑑賞したこともあるほど。
今回は、スタジオで「聴き専」らしくマニアックな視点から合唱の面白さについてトークするほか、合唱好きな男子高校生の学校ロケにも参加し、10代ならではのハマる理由を聞き出す。

スタジオゲスト
 安住紳一郎(TBSアナウンサー)
 SHISHAMO(ロックバンド)
 都立府中西高等学校合唱部
 町田市立鶴川第二中学校合唱部

VTR出演
 埼玉県立浦和高等学校グリークラブ

「沼にハマってきいてみた」というNHK・Eテレ様の番組に出演することになりました。
通常は他局の番組に出演することはあり得ないことなのですが、両局の「合唱好き」の局員が奔走してくださり、実現に至りました!

合唱の沼にハマった大人たちの行動力には驚かされました。
実は放送局には合唱ファンがたくさんいます。
NHK様の合唱コンクールはつとに有名ですが、私が勤めているTBSラジオにも60年続く音楽コンクールがあり、日頃より縁を感じていました。

先日NHK様のスタッフとロケにも行ってきましたが、仕事のやり方が決定的に違ってカルチャーショックを受けました。どっちが良いかは言いません(笑)。

「ぜひ番組をお楽しみに」と定型句で締めたいところですが、そんなに見てもらわなくても大丈夫です。
なぜならライバル局なんで(笑)。

「よろしくお願いします」という謎の言葉で今回は締めくくります。








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【Nコン2019】Nコン初のラップ課題曲!~Rap部分の注意点が追記されています

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コンクールにおいての「自由」とは難しいもので、
2009年の「あの空へ~青のジャンプ」では、
スキャットを入れられるという試みがありました。
やってもやらなくても評価に影響しないので、
全国コンクールに残ったのは無難なものばかりで、
金賞校もほぼノーアレンジ、いった具合になり、
残念な思いをした方も多いかと思います。

作曲の大島ミチルさんも、

「もっとゴスペルっぽい弾けた演奏が出てくると思ったのに」

と感想をおっしゃってました。

それ以前にさかのぼると、
昭和63年の「青春のノートブック」
<ボーカリーズ(スキャット)>
<口笛><カズー>
のうちから
選べるというものでした。
1つを選ぶ必要はなく、
組み合わせるのもOKという感じ。
当時の映像を見ると、
各校工夫していたようです。
個人的にはこの2校が好きです。


(カズーを使った松江北高校)


(高松第一高等学校)

そして今年は初のRap。

Nコン2019 川村元気「僕が僕を見ている」

「コンクール」なので、
やはり評価がどうなるのか、
気になる学校が多いようで、
以前公開された演奏の注意点に加えて、
NHKがQ & Aを追加しています。

楽譜のRapはあくまでガイド。
リズムどおり歌う必要はない

とのこと。
基本的な意図としては…

Rapパートの音程やリズムの問題を含め、審査の際にも「楽譜通りに歌うことができているか」を判断の基準として減点することのないよう、審査員の皆様にも呼びかけます。
ただし、過剰なパフォーマンスを推奨する意図はありません。
仲間と一緒に創意工夫し、コンクールに臨んでいただけたらと思います。


でも合唱という集団演奏では、
やはりそこらへんは難しいですよね。

楽譜にはこう書かれています。

Rapを意識した表現で。パートは問わない。途中で交代、人数の増減も可。ハンドクラップなどを入れてもよい。


本来はハンドクラップも編曲にあたるのでNGです。
あくまでRapパートのみ、ということだと思いますが、
このRapパートだけは解禁されています。
ハンドクラップ以外に考えられるのは、
足踏みくらいかな?
RapパートのみタンバリンとかはOKなんでしょうか?
Q & Aの2つ目を見る限りではOKにもNGにも取れるような?

個人的にはせめて自由に音楽にノる姿は見せて欲しいです。
棒立ちだと印象が悪いです。
かといって合唱界によくありがちな
「一斉に同じ」は避けて欲しいです。

ただ、何もしなくても評価には影響しないそうです。
気になるのは工夫が成功すれば「加点」になるのか?
減点はないことは明記されています。
本来はこんなこと考えるのは邪道なのでしょうが、
コンクールに出る以上は気になるところ。
個人的には工夫した団体が報われて欲しいと思います。

2009年はそこらへんも言及していたので、
今年はどうなるのか気になりますね。
2009年のときはこんな感じ。

スキャットを楽譜以外のものにしたり、ハンドクラップ、フィンガースナップ、ソロ(ソリ)を加えた場合、評価の対象になります。プラスの評価も、マイナスの評価もあります。
(Nコン2009ホームページに掲載された注意点より)


とにもかくにもやはりコンクールにおける「自由」は難しいですね。
この自由さを「Nコンに出場する意義・楽しみ」
と考える団体が増えてくれれば、
学生合唱はより良い方向に進むと思います。


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【Nコン2019】TBS安住アナ登場の合唱沼予告動画&ラップ課題曲にさらに説明追加

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NHK Eテレ「沼にハマってきいてみた」の合唱沼編。
月曜に放送が近づいてきました。

合唱沼出演の安住紳一郎アナ

予告動画にはTBS安住紳一郎アナが合唱部を訪問する様子や、
SHISHAMO桜井日奈子さんも登場しています。



安住アナはロケVTRだけでなく、
初のNHK生出演もあります。
そしてSHISHAMOと合唱部のコラボもあります。
課題曲を作り上げる上でも参考になると思います。
7月8日(月)午後6時55分~の放送です。


そして、こちらも先日注意点が発表されたことを更新しましたが、
さらにNHKから情報が追加されています。
やはり出場校から質問が多いのでしょうか?
追加されているのは以下の部分。
既報の情報と合わせて確認を。

※Rapパートとは、楽譜の最上段(歌詞の部分)と、オブリガート以外のコーラスパート(同じく歌詞のある部分)を指しています。

※ピアノ伴奏、およびオブリガート(B.O._の部分)のアレンジは認めていません。
楽譜に準拠してください。


Rapの部分については、
【各学校オリジナルの表現を楽しむのも、楽譜通り歌うのも、どちらもOK、皆さまの自由です。】それぞれの学校が皆さんに合う演奏表現を見つけて、楽しんで演奏して頂けることを願っております。


「Rapの部分については、
【各学校オリジナルの表現を楽しむのも、
楽譜通り歌うのも、どちらもOK、
皆さまの自由です。】」

というのがすべてだと思います。

個人的にはオリジナル表現を期待したいのですが、
それを実現するのが難しいのがコンクール。
きっと文化祭や定演とかならすんなりやれるのでしょうが、
コンクールでこれをやるのはある種の賭け。
高校生だからこそ、審査員を試すくらいの心意気でやって欲しい、
と願うのは贅沢でしょうか。

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ついに実現!TBS安住アナのNHK生出演で合唱愛を語る「沼にハマってきいてみた・合唱沼」

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リアルタイムで見れなかったので、
帰宅後録画見ました。
いやぁ、語ってましたね、合唱愛

沼にハマってきいてみた・安住紳一郎アナウンサー

ハマったきっかけの「続・拝啓十五の君へ」も流れてましたが、
この番組はダイジェスト見ただけでもうるうるきます。
何度も訴えますが、ぜひ再放送を!

そして浦和高校グリークラブ訪問。
Nコンの特番でも学校訪問はいろいろあれども、
普段NHKで突っ込まない民放アナらしいアプローチ。
結構ぶっちゃけた感じでしたね。
さすがです。

いつもは冷静な安住アナが時折声を裏返しながら
「合唱!ココに注目」を熱弁してました。
好感度No.1殿堂入りの人気アナウンサーが
ここまで熱弁してくれるのは心強いですね。

ハモリの魅力もわかりやすかったですね。
ありそうでなかったこのアプローチ。
やっぱり「キレイにハモったときの気持ちよさ」
同じく現在は聴き専門の私も
小学校の合唱漬け時代のこの体験があるからこそ、
今も美しいハーモニーを聴くと心地よいのです。

SHISHAMOの3人も体験者らしいコメント。
曲によって魅力的なパートはあるものです。

「パート分けは人生にも影響する」と熱弁してましたね。
アルトならアルトらしい役割に、とまでなるかはわかりませんが、
集団の中での調和力は養われると思います。


「カラオケでのハモリ」は私も経験あり。
楽譜がなくても、聴いてたらハモれます。
ちょっとウザいかもしれませんが😁
腹式の発声練習もおもしろかったです。

スマホの作曲アプリもすごかったですね。
あんなアプリがあったなんて。
中原中也の詩をチョイスするのも合唱人らしい。
真後ろで府西の合唱聴けるなんて贅沢でしたね。


そしてNコン関連のメイン!
今年の課題曲「君の隣にいたいから」
鶴川二中とSHISHAMOのコラボ披露。
久々の明るく爽やかな課題曲。
「テンション上げて」と言ってましたが、
この気持ち、この課題曲ではかなり大事です。
これが聴く人に伝わらないと魅力半減です。
鶴川二中もこの点はもっとやれるはずですよね。
練習大変だと思いますが頑張ってください。

安住アナの課題曲紹介もレアでした。
ぜひ全国コンクールでも!

あっという間の30分。
30分じゃ足りませんでしたね。
もっと見たいです。
「続・合唱沼」、期待してます。


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【Nコン2019】今日からNコン開幕!東混が魅せたポップス&ラップ課題曲の1つの答え

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今日から令和初のNコンが長野県から開幕しました。
本当に月日が経つのは早いです😥


そんな中ツイッターでNコン情報を拾っていたら
東京混声合唱団が歌った課題曲の動画が。

ひと言「すごい」。
毎年ポップス課題曲に感じる
「巧いけどコレジャナイ感」が微塵もない
見事な“パフォーマンス”。




(「君の隣にいたいから」演奏:東京混声合唱団)

一番参考にして欲しいのは、
こちらまで体が音楽にノッてしまうこと。
これまで聴いてきた演奏では
この感覚がほぼなかったんですよね。
こんなノリノリの課題曲なのに。

東混は表情もリズムの取り方も声も
意図的に明るく・軽くしてるのもさすがでした。
昭和63年の「小さな協奏曲」合唱団OMPの初演でしたが、
声の工夫で、爽やかさを演出していました。


(「小さな協奏曲」演奏:合唱団OMP)


プロと比較するなよ、と言われそうですが、
一番ポップスと接したり、
カラオケでも歌うであろう世代なのに、
なぜか合唱になると重くなるのです。

中学生がこの演奏にまされる部分は、
「中学生らしい瑞々しさ」ではないかと思います。
この曖昧な「中学生らしさ」を嫌う人もいるようですが、
何年も中学生の歌声を聴く限りでは、
中学生らしさは間違いなく存在すると思いますし、
昨今の課題曲の傾向では武器になると思います。

特に男声は年々声が良くなっているのは確かですが、
課題曲では重々しすぎてマッチしない気が。
それは自由曲まで取っておけばいいのに、
と感じることが多々あります。

昨年の教育音楽での講評を紹介しておきます。

  • 声楽家やボイストレーナーが教えてくれる「良い発声」一辺倒にならないこと。
    →すべてのジャンルがカバーできるわけではない。

  • ポップスは単に明るい声や浅い声で歌うだけでは成立しない。





(「僕が僕を見ている」演奏:東京混声合唱団)

ラップの部分、思い切りましたね。
コンクールではないからこそできた演出。
Nコンではルール的にはアウトですが、
ゴスペル風な演出は参考になるのでは?
この部分の答えは何通りもあって欲しい部分です。
今日の長野はどうだったんでしょうか?

東混の「僕が僕を見ている」

曲のストーリー展開も退屈する間もない
あっという間に1曲が聴き終わります。
この課題曲ってこんなにいい歌だったんだ、
と再認識しました。


さすがに「わたしは こねこ」はなかったようですね😁
ちょっと聴いてみたかったです。


ということで、令和元年度Nコン開幕です。
暑い夏は大変だと思いますが、
いっしょに声を合わせえるせる喜びを
毎日噛み締めて頑張ってください。
大人になるとこの貴重さに気づきます。


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【Nコン2019】「手紙」以来にハマったポップス課題曲?~来週からブロックコンクールも始まります

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東京混声合唱団が演奏した
「君の隣にいたいから」
「僕が僕を見ている」ですが、
かなりの回数見てしまってます。

特に中学校の部の課題曲は、
「手紙」以来にハマってるかもしれません。
何度も聴いて思うのはやはり、
その曲がその曲らしく歌われることの大切さ。
恐らく「声」は中学生の方が似合うでしょうが、
「曲に合った歌い方」という点では、
素晴らしい一つの答えを魅せていると思います。
10年以上ポップス課題曲が続いても
「課題」が残っている部分だと思います。

一人ひとりが思い思いに歌っていても、
合唱という塊になるとまとまっている、
この感じがすごく堪らないのです。


(「君の隣にいたいから」演奏:東京混声合唱団)

これを超えるものが出てくるのか、
来週から始まるブロックコンクールが楽しみです。


そして高等学校の部の目玉のRapパート。
NHKが地区コンクールの様子をアップしてますが、
思った以上に弾けてますね。

Nコン2019「僕が僕を見ている」

ブロック以上は映像が残るので、
高校時代の思い出としてもそうだし、
たとえ全国に行けなくても
Nコンの伝説として語り継がれるような
パフォーマンスを期待してます。



全国コンクールではRapパートで「川村元気賞」
とか用意してもいいかもしれませんね。

ついついRap部分に目が行きますが、
その他の曲の構成に関しても、
東混バージョンはすごいです。


(「僕が僕を見ている」演奏:東京混声合唱団)

目の前にくっきりはっきり、
誰にでもわかるような切り口で、
詩の世界が浮かび上がります。

全国コンクールの観覧募集も始まっています。
応募はお早めに。

青山貴(声楽家)、片野秀俊(合唱指揮者)、野本立人(声楽家・合唱指揮者・兵庫教育大学大学院准教授)、藤澤幸義子(合唱指揮者・声楽家)、三宅悠太(作曲家)

2019年8月28日(水)
  1. 平松学園向陽中学校
  2. 山鹿市立山鹿中学校
  3. 佐賀市立城北中学校・佐賀市立昭栄中学校
  4. 鹿児島大学教育学部附属中学校
  5. 純心中学校
  6. 宮崎市立大淀中学校
  7. 福岡市立原北中学校
  8. 大分大学教育学部附属中学校
  9. 北九州市立永犬丸中学校
  10. 菊陽町立菊陽中学校
  11. 宮崎大学教育学部附属中学校
  12. 浦添市立神森中学校
  13. 熊本市立帯山中学校


2019年8月29日(木)
  1. 沖縄県立名護高等学校
  2. 平松学園大分東明高等学校
  3. 鹿児島高等学校
  4. 佐賀県立致遠館高等学校
  5. 聖和女子学院高等学校
  6. 宮崎学園高等学校
  7. 熊本県立第一高等学校
  8. 宮崎県立宮崎西高等学校
  9. 筑紫女学園高等学校


  1. 伊万里市立伊万里小学校
  2. 山鹿市立山鹿小学校
  3. 与那原町立与那原小学校
  4. 池田学園池田小学校
  5. 別府市立緑丘小学校
  6. 宮崎市立大宮小学校
  7. 大村市立旭が丘小学校
  8. 那覇市立石嶺小学校
  9. 西原町立坂田小学校
  10. 福岡市立舞松原小学校
  11. 敬愛小学校
  12. 宮崎市立檍北小学校


相澤直人(作曲家・指揮者)、石原祐介(声楽家・指揮者)、大志万明子(声楽家)、太田務(指揮者)、髙嶋みどり(作曲家)

2019年8月29日(木)
  1. 観音寺市立観音寺小学校
  2. 観音寺市立柞田小学校
  3. 鳴門教育大学附属小学校
  4. 西条市立西条小学校
  5. 西条市立壬生川小学校
  6. 土佐市立高岡第一小学校
  7. 高知大学教育学部附属小学校
  8. 徳島市千松小学校


2019年8月30日(金)
  1. 徳島県立徳島北高等学校
  2. 徳島県立名西高等学校
  3. 愛媛県立西条高等学校
  4. 愛媛県立松山東高等学校
  5. 土佐女子高等学校
  6. 香川県立坂出高等学校
  7. 高知学芸高等学校
  8. 高松第一高等学校



  1. 徳島市城西中学校
  2. 高知学芸中学校
  3. 吉野川市立鴨島第一中学校
  4. 西条市立西条北中学校
  5. 丸亀市立東中学校・丸亀市立南中学校
  6. 綾川町立綾南中学校・高松市立国分寺中学校
  7. 新居浜市立東中学校
  8. 土佐女子中学校




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【Nコン2019】全国コンクールの審査員発表&地区コン課題曲音源の公開が始まる

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ブロックコンクールが始まりました。
九州・沖縄では大雨特別警報の影響で、
初日の中学校の部が延期になりました。
沖縄や鹿児島・宮崎の中学校は、
再調整が難しそうですが、
どう再調整するのでしょうか。
最悪は録画審査となる可能性もありそうですが。

すでに決定した代表校を紹介します。

小学校の部:西条市立壬生川小学校
中学校の部:綾川町立綾南中学校・高松市立国分寺中学校
高等学校の部:香川県立坂出高等学校
小学校の部:山鹿市立山鹿小学校、那覇市立石嶺小学校
中学校の部:※延期により未定
高等学校の部:宮崎学園高等学校


なお、一部地区コンクールの
課題曲音源の公開が始まりました。
※沖縄、鹿児島、熊本、佐賀、長崎、福岡(中・高のみ)から順次


そして、全国コンクールの審査員も発表に。
作曲者が参加するのが恒例なので、
岩崎太整さんも審査員に。
ふだん映画・ドラマ・アニメ等の
作曲を手掛けているので、
合唱の審査員は初じゃないでしょうか?

Rap部分を「カッコよく歌う」ことも
重要になるかもしれませんね。
地区コンの音源を聴く限りでは、
合唱のノリのままRap部分に入るので、
上手く噛み合わないまま終わってしまう
学校が多いように思います。

Nコン2019ラップをカッコよく歌うコツ
Nコン2019ホームページには岩崎さんからのアドバイス動画があります。)


10月12日(土)(開演/午後0:30、終演予定/午後4:00)10月13日(日)(開演/午後2:00、終演予定/午後5:10)10月14日(月・祝)(開演/午後2:00、終演予定/午後5:10)

※全部門ともEテレで生放送
※放送時間は終演時間 -10分と思われます。

高等学校の部小学校の部中学校の部
岩崎太整(作曲家)大熊崇子(作曲家)加藤昌則(作曲家)
横山潤子(作曲家)鈴木憲夫(作曲家)木下牧子(作曲家)
清水敬一(指揮者)掛江みどり(指揮者)辻秀幸(指揮者)
金田典子(指揮者)武田雅博(指揮者)名島啓太(指揮者)
雨森文也(指揮者)望月哲也(声楽家)高橋啓三(声楽家)
多田羅迪夫(声楽家)志民一成
(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)
臼井学
(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)
髙橋基之
(全日本音楽教育研究会高等学校部会長)
早川修一
(全日本音楽教育研究会小学校部会長)
荒川徳子
(全日本音楽教育研究会中学校部会長)



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【Nコン2019】自由創作が楽しかった!近畿ブロックコンクール高等学校の部

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今年の目玉ともいえる
高等学校の部のRap課題曲
過去にスキャットの課題曲はあったものの
ここまで自由創作な課題曲は初だと思います。

どうしても生で見たくて、
今年も行ってきました、高等学校の部。
本当はお気に入りの課題曲になった
中学校の部も見たかったのですが、
抽選なので高等学校の部のみ。

Nコン2019近畿

で、どうだったかというと…
予想していた以上にRapしてました。
どこの学校もほぼかぶることなく、
各校それぞれのRapやってました。
全員でラッパー風になってる学校もあれば。
ソリが小芝居する感じの学校も。
笑い声が女子校の教室かと思うような学校も。
Rapの部分を地声にしてる学校もほとんどで、
合唱部分とのギャップが楽しかったです。

ただ、肝心の合唱部分が残念な学校も多かった気が。
指揮者や伴奏、合唱が噛み合ってないというか、
金賞の武庫川女子もそうですが、
課題曲は制限時間がないはずのに、
制限時間を気にしているかのように
全体的に走りすぎてた気がしました。

特に終盤はもっと凱旋歌のように
朗々とじっくり聴かせてほしかったのに、
畳み掛けるように終わる学校が多く残念。
今年は課題曲ではっきり実力の差が出ました。

とはいえ、今年の自由創作の試み、良かったです。
Nコンのカラーがまたはっきりしました。
実力が拮抗してる中高の合唱界、
生徒たちの自由創作で音楽力を計るのは良いと思います。
そのためには楽曲の良さが伴わなければなりませんが。


あと、気になったのが小学校の部。
観覧したわけではないですが、
1校目~3校目の自由曲が同一だったんですね。
演奏順は偶然とはいえ選曲の偏り、気になりますね。
良い曲はいっぱい眠ってると思うのですが。


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【Nコン2019】全国コンクールの課題曲の演奏に期待したいこと

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全国コンクールまであと10日あまりとなりました。
今年の全国コンクールについて期待したいことを、課題曲の演奏を中心に書いてみたいと思います。

Nコンまであと10日

小学校の部の課題の一つだと思うのがこの点。
審査員の講評でも指摘されるようになりましたが、なぜ指摘されないのか不思議に思っていました。

とはいえ「自然」とは難しいものですし、そこまでに至るご指導が大変なことも、私も小学生の頃全国大会に出ていた学校で毎日のように合唱していたからわかります。
失礼なのかもしれませんが、正直に。

一番気になるのは統一された表情や口型
昭和の審査員の先生方は名指ししてまでもやめるべきだと指摘していたのに、最近は声を統一するのだから当然、という流れからなのでしょうが、それが音楽や発声にも影響を与えている気がします。

音楽がシステマティックに見えてしまうのは小学校の部では特に避けて欲しいと願うのは私だけでしょうか。
Nコンを再び見るようになったこの10数年、未だに気になるところです。

また去年の座談会で指摘されていた
「表現の効果として地声を使った学校を評価されたり、“もっとはっちゃけた方がいい”というアドバイス」
は、今年の課題曲で良いアクセントになりそうな気がします。


地区やブロックのニュース音源を聴く限り、
やはり重さを感じるものが多い気がします。
ステップで例えるならば、つま先で軽やかにステップするイメージなのに、かかとまで踏んでる印象の演奏というか。

極端に文字で表すと、
「縦っむすっびにっ」
くらい軽快でも良いと思うのに
「縦ぇむすぅびにぃ」
と1語1語をハッキリ発語するためなのか、母音が深すぎるんでしょうか。

軽快さを実現するためには、指揮者の先生や伴奏もかなり重要で、過去の先生の中にはポケットにウォークマンを忍ばせて、ポップスのリズムを習得しようとした先生もいたとか。
過去の審査員の先生の中には軽快な課題曲で、「先生が足を引っ張っていた」と指摘した方も。

また曲全体のイメージとして私は、文化部の女子が教室の窓から、サッカー部の不器用な男子を見ているイメージですが、それくらい爽やかさを感じる演奏が聴けたら嬉しいです。


今年の一番の目玉は高等学校の部なんじゃないか、と思うくらい、高校生たちが輝いてますね。
高校生たちの想像以上のRapパートの創意工夫に脱帽です。
新しいコンクールの方向性の一つを示せたと思います。
昭和49年の「ともしびを高くかかげて」も当時はかなりのチャレンジだったようですが、それに匹敵する転換点になったかも。

このRapパート、華やかさに目が行きがちですが、その学校の普段の音楽活動が見えてくるような気がします。

日頃からミュージカル等もやっていますという学校はさすが音楽的幅の広さを感じるノリや演出を感じますし、合唱は素晴らしいのにRapパートが乗り切れてないのを見ると、実はこの学校は音楽的な引き出しは少ないんだな、とも。

にしてもNコン公式ツイッターで紹介されていた全国のブロックコンクールのRapコレクション、私が想定していた以上のRapばかり。

東海北陸の高校がよりRapな声とメロディにしてしたのが一番の驚き。
その手があったか!という感じです。

東北の高校はも使ってましたね。
これもその手があったか!と謎の敗北感😁

関東甲信越ブロック

九州・沖縄ブロック

四国ブロック

北海道ブロック

中国ブロック

近畿ブロック

本当に「自由」を自由に楽しんでますね。
全国コンクールも楽しみです。

そして近畿ブロックを生で聴いて気になったのが終盤。
畳み掛けるような終わり方ではなく、朗々と歌い上げて欲しいです。
この終盤の部分、感動を呼び起こす部分だと思いますし、最近は端正な演奏の学校に有利な課題曲が続いてましたが、熱量がウリの学校は、今年はここが攻めどころだと思います。



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【Nコン2019】全国コンクールの司会・ゲスト・コーナー、出場校の自由曲が公開されました

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全国コンクールまで約1週間となりました。
令和になって初のコンクールです。
脱線してちょっと平成元年頃のNコンがどんなだったか振り返ると…
  1. 課題曲は新作(A)と旧作(B)の選択制
  2. 全国コンクールは録画審査
  3. 自由曲の制限時間は、小学校が3分30秒、中学校が4分、高校が4分30秒
  4. 審査員は11人(現在は7人)で、NHK職員の審査員枠もあった
  5. 全国コンクールの演奏順はNHKによる抽選
  6. 伴奏者は学校関係者のみ
  7. シード枠がなかった(各地方1校の計9校)
  8. 審査投票結果は出場校にも完全非公開
  9. 審査方式は点数換算方式(現在は新増沢方式)
  10. 全国コンクール出場で銅賞以上に入賞、銀賞が2校、金賞は同点であれば複数も可能

思いつくだけでこれくらいでしょうか。
もっと細かな違いがありますが、このくらいで。
随分様変わりしましたよね。

で、本題です。
全国コンクールの情報が公開されました。
ニッチェの2人のリポート好きだったんですけど、今年は出ないんですね。残念。
あの懐に入り込むようなリポート、スピードワゴンの2人にもお願いしたいところ。

そして、演奏順を見て驚きなのが、昨年の金賞校がすべてトップバッター
偶然にしてはすごいですね。

10月12日(土) Eテレ 午後 0:30~午後 3:50 (生放送)桜井日奈子(俳優)スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)吉田真人アナウンサー指揮:大門康彦 ピアノ:浅井道子 パーカッション:小林洋二郎

Nコン2019高等学校の部


1. 東北ブロック代表福島県立郡山高等学校(福島)
「帰郷」(谷川 俊太郎/三宅 悠太)

2. 近畿ブロック代表武庫川女子大学附属高等学校(兵庫)
女声合唱とピアノのための「不可思議のポルトレ? 与謝野晶子の四つの詩 ? 」から
「歌はどうして作る」(与謝野 晶子/信長 貴富)

3. 中国ブロック代表岡山県立岡山城東高等学校(岡山)
「FAIRE IS THE HEAVEN」(E.スペンサー/W.H.ハリス)

4. 四国ブロック代表香川県立坂出高等学校(香川)
「女声合唱とピアノのための組曲「野の花の色」から
「花あらし」(鳥潟 朋美/秋 透)

5. 関東甲信越ブロック代表桐光学園高等学校(神奈川)
無伴奏混声合唱組曲「雨よ降れ」から
「雨よ降れ」(谷川 俊太郎/三宅 悠太)

6. 北海道ブロック代表札幌第一高等学校(道央地区)
「立ちつくす」―混声合唱とピアノのための―(長田 弘/三宅 悠太)

7. 東北ブロック代表福島県立会津高等学校(福島)
混声合唱とピアノのための「遠きものへ-」から
「Vocalise I/朝の浜辺で」(長田 弘 ※2曲目のみ/三宅 悠太)

8. 東海北陸ブロック代表桜花学園高等学校(愛知)
女声合唱のための「ガルシア・ロルカの詩による組曲」から
「馬にのって/叫び声/月がのぼれば」(F.G.ロルカ/E.ラウタヴァーラ)

9. 九州・沖縄ブロック代表宮崎学園高等学校(宮崎)
安水稔和の詩による「祈りのうた」から
「風のうた」(安水 稔和/三宅 悠太)

10. 関東甲信越ブロック代表大妻中野高等学校(東京)
女声合唱とピアノのための組曲「空をかついで」から
「鮎」(石垣 りん/三宅 悠太)

11. 関東甲信越ブロック代表豊島岡女子学園高等学校(東京)
「七月堂の兎たち」(水野 るり子/横山 潤子)


10月13日(日) Eテレ 午後 2:00~午後 5:00 (生放送)住田萌乃(俳優・タレント)角野栄子(児童文学作家)スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)吉田真人アナウンサー指揮:加藤昌則 ピアノ:石野真穂 パーカッション:小林洋二郎

Nコン2019小学校の部


1. 関東甲信越ブロック代表日野市立七生緑小学校(東京)
「ベーグルと坂道」(覚 和歌子/横山 潤子)

2. 東甲信越ブロック代表港区立白金小学校(東京)
「まいごのひかり」(工藤 直子/三宅 悠太)

3. 近畿ブロック代表神戸市立なぎさ小学校(兵庫)
「ゆめのふうせん屋さん」(肥田 美代子/横山 潤子)

4. 東海北陸ブロック代表砺波市立出町小学校(富山)
「花」(村野 四郎/加藤 昌則)

5. 関東甲信越ブロック代表佐久市立野沢小学校(長野)
同声合唱曲集「生きてる地球」から
「生きてる地球」(金澤 智恵子/大田 桜子)

6. 東北ブロック代表岩手大学教育学部附属小学校(岩手)
「にじのうた」(工藤 直子/三宅 悠太)

7. 北海道ブロック代表中標津町立中標津小学校(釧根地区)
少年少女のための合唱組曲「1000年の船」から
「明日が呼んでいる」(里乃塚 玲央/吉田 峰明)

8. 四国ブロック代表西条市立壬生川小学校(愛媛)
同声合唱組曲「地球が輝くために」から
「恐竜が来たぞ!」(金澤 智恵子/大田 桜子)

9. 九州・沖縄ブロック代表山鹿市立山鹿小学校(熊本)
「いまの「いま」」(工藤 直子/三宅 悠太)

10. 中国ブロック代表下関市立勝山小学校(山口)
「三味線師匠のひとりごと」(北 彰介/小倉 尚継)

11. 九州・沖縄ブロック代表那覇市立石嶺小学校(沖縄)
同声合唱曲集「生きてる地球」から
「生きてる地球」(金澤 智恵子/大田 桜子)


10月14日(月・祝) Eテレ 午後 2:00~午後 5:00 (生放送)加藤 諒(俳優)SHISHAMOスピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)赤木野々花アナウンサー指揮:松下 耕 ピアノ:斎木ユリ パーカッション:小林洋二郎

Nコン2019中学校の部


1. 関東甲信越ブロック代表豊島岡女子学園中学校(東京)
「つばさ」(谷川 俊太郎/相澤 直人)

2. 東北ブロック代表青森市立沖館中学校(青森)
「Ave, Regina coelorum(幸あれ天の女王)」(S.シュトローバッハ)

3. 東北ブロック代表郡山市立郡山第五中学校(福島)
「混声合唱組曲「嫁ぐ娘に」から
「かどで」(高田 敏子/三善 晃)

4. 近畿ブロック代表大阪市立文の里中学校(大阪)
女声合唱とピアノのための「不可思議のポルトレ? 与謝野晶子の四つの詩 ? 」から
「明日」(与謝野 晶子/信長 貴富)

5. 東海北陸ブロック代表富山大学人間発達科学部附属中学校(富山)
混声3部合唱とピアノのための組曲「クレーの絵本 第1集」から
「あやつり人形劇場 1923」(谷川 俊太郎/三善 晃)
幻想喜歌劇「船乗り」から
「格闘の場面 1923」(谷川 俊太郎/三善 晃)

6. 関東甲信越ブロック代表品川区立鈴ケ森中学校(東京)
合唱組曲「五つの童画」から
「どんぐりのコマ」 (高田 敏子/三善 晃)

7. 中国ブロック代表出雲市立第三中学校(島根)
混声合唱とピアノのための「たましいのスケジュール」から
「影絵」(覚 和歌子/横山 潤子)

8. 北海道ブロック代表中標津町立広陵中学校(釧根地区)
女声合唱曲集「笑いのコーラス」から
「贈り物」

9. 四国ブロック代表綾川町立綾南中学校/高松市立国分寺中学校(香川)
「アカペラによる二つの熊本県民謡」から
「五木の子守唄/おてもやん」(若松 正司[編曲])

10. 九州・沖縄ブロック代表熊本市立帯山中学校(熊本)
無伴奏同声合唱のための「梟月図」から
「人魚」 (宗 左近/鈴木 輝昭)

11. 関東甲信越ブロック代表清泉女学院中学校(神奈川)
「春」(新川 和江/信長 貴富)

高等学校の部小学校の部中学校の部
岩崎太整(作曲家)大熊崇子(作曲家)加藤昌則(作曲家)
横山潤子(作曲家)鈴木憲夫(作曲家)木下牧子(作曲家)
清水敬一(指揮者)掛江みどり(指揮者)辻秀幸(指揮者)
金田典子(指揮者)武田雅博(指揮者)名島啓太(指揮者)
雨森文也(指揮者)望月哲也(声楽家)高橋啓三(声楽家)
多田羅迪夫(声楽家)志民一成
(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)
臼井学
(文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)
髙橋基之
(全日本音楽教育研究会高等学校部会長)
早川修一
(全日本音楽教育研究会小学校部会長)
荒川徳子
(全日本音楽教育研究会中学校部会長)


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