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【Nコン2016】「力」がテーマの課題曲の歌詞をどう読む?

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タイトルに続き歌詞も先行公開
あとは初演を待つのみとなりましたが、
詞を読んだ初見の感想を。


小学校の部は絵本作家の作品なので、
絵本を読んでいるような気分。
親しみやすいように
語調も整えられています。
“エコー”を逆さにすると…
“声”“こえ(越え)”は
ことば遊びなのでしょうか?
たいよう・おはよう、と韻を踏んだり、
山⇔海、昔⇔未来、歩く⇔走るで
反対言葉を並べたり、
よく練られているのはさすが。

最近流行りのメッセージソング系に慣れてると、
(最近そういう自由曲ばかりで
どうなのかと思うこともしばしば)
「何が言いたいの?」と悩みそうですが、
作者もおっしゃっている通り、
この親しみやすい詩を口に出して、
楽しむことが大切なのだと思います。
曲もそれを意識したものがついているのでは?



中学校の部は例年通りですね。
今年ももれなく散文調で、
ネガティブなこともいっぱいあるけど、
自分の中にある力を信じて頑張ろうね、
一人で乗り越えられなければ強い絆があるからね、
という思春期のための応援歌です。
詞の根底に流れるものは
YUIさんの課題曲「Fight」に似てる気もします。

今年こそは違う流れになるかな?
と思っていましたが、やはり例年通りでした。
今年も中学生には理解しやすいと思います。
毎年書いてるような気もしますが、
解釈の苦労はほとんどないと思うので、
この世界観をどう表現するのか?
どう自分たちらしく伝えるのか?
楽譜の許す範囲で工夫して欲しいです。
せっかくのポップスなので。



高等学校の部は小説家の朝井リョウさん。
歌詞は詞というより小説ですね。
小説を切り出したようです。
構成は去年と似ています。
いろいろと倒置しているので、
やや掴みにくいかもしれません。

朝井さんはテーマが「力」と聞き、
“想像力”を思い浮かべたそうです。
前半に挙げられた物事をx・yの平面でなく、
思考の次元で奥行きや歴史まで、
立体として想像することで、
行き着く先はその起点であり、
それが力になるということでしょうか?
“想像力”を今年も働かせたいですね。


小学校の部

日本を代表する絵本作家・荒井良二さんによる課題曲です。


中学校の部

miwaさんが提供の課題曲です。



高等学校の部

『桐島、部活やめるってよ』の作家・朝井リョウさんによる課題曲です。









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