この夏、夢中になった
TBSドラマ「表参道高校合唱部!」。
私は最近のドラマはどれも似たり寄ったりで、
テレビドラマ自体に期待がなくなってしまい、
ほとんど観ることがなくなっていましたが、
このドラマは久々に「観たい」と思うドラマでした。
今は金曜の楽しみがなくなってしまい
いわゆる「オモロス」状態です。
Nコン情報を書くブログなので、
脱線といえば脱線なのですが、
「合唱をしたくなる」人が
きっと増えると思うドラマなので、
ドラマ全体の感想を書きたいと思います。
かなりの長文ですが失礼します。
何より合唱シーンが素晴らしい
監修の素晴らしさと、
キャストの方々の努力の賜物。
合唱とポップスのコラボといえば、
声はキレイだし、音程も正確だけど、
どこか違和感がある、というのが
私の中ではほとんどでした。
しかし、このドラマの合唱は
発声を工夫されていて、
「合唱なのにポップスに合う」
発声になっていました。
これまでの合唱×ポップスの中で、
一番の成功例の一つと言えると思います。
(第9話「何度でも」)
それに加え、
曲に合った自然なノリと自然な表情が
そう思わせてくれたのだと思います。
合唱×ポップスは大きな流れになっているのに、
コンクールだとポップスでもノッて歌えない、
純合唱の発声のまま歌わざるを得ない、
という矛盾は常に感じていました。
その矛盾をスカッとさせてくれるドラマでした。
(第4話「女々しくて」「サボテンの花」「夏の思い出」「学園天国」)
選曲と編曲が素晴らしい
選曲が誰からも愛される
良質なポップスだったのと、
その編曲も原曲を損なわずに
それでいて合唱らしく聴こえる、
絶妙な編曲だったと思います。
回を追うごとに成長していく
キャストの合唱はお見事。
収録のない日は合唱練習というのも
うなずける成長ぶりでした。
キャストの人選が素晴らしい
“ネクストジェネレーション”とも言われる
若手の役者を主要キャストに起用し
キャストに対する変な先入観もなく
ドラマを楽しめました。
特に主演の芳根京子さんという
役者に出会えたのは大きな収穫でした。
朝ドラのヒロインのような
人を元気にさせてくれるキャラクターで、
すっかりファンになってしまいました。
歌も人の心を惹きつける歌声で、
第9話の「愛の歌」二重唱ver.は必聴。
(第9話「愛の歌」)
その他の役者さんたちも
それぞれ個性があって、
もし続編があるなら私の中では
どの方も外せないです。
部長役の泉澤祐希さんの歌の上手さは
惚れ惚れするほどでした。
第8話のソロの歌い出しは必聴です。
(第8話「恋しくて」)
SNSや動画配信から広まる口コミ
視聴率的にはかなり苦戦したドラマでした。
それでも10話きっちり放送してくれた
TBSさんには感謝してもしきれません。
数字だけで評価されるのが悔しいですが、
その視聴率とは裏腹に口コミで、
ドラマの良さは広まってるのではないでしょうか?
(第7話「ハナミズキ」)
SNSでは、オンタイムでは観ていないけど、
録画で観て感動したという人が
放送終了後、着実に増えている気がします。
公式サイトの感想には多くのコメントが寄せられ、
読んでいるだけでも共感の連続です。
(第2話「翼をください」)
キャスト陣のSNSも楽しかったです。
このブログでも毎回紹介していましたが、
ドラマの新しい楽しみ方になりました。
本当に楽しそうな現場で、
私も現場にいる感じがしていました。
番組終了後のやりとりも楽しいです。
そしてドラマでは動画サイトの評判から
廃校が免れたという話がありましたが、
このドラマの合唱動画の再生回数は
合唱動画分だけでも合計約600万回。
今でも再生回数は伸び続けています。
また中島美嘉さんの歌う挿入歌「愛の歌」も
iTunesで最高2位になるなど話題です。
放送後に評価されるドラマがたまにありますが、
このドラマもそうなるんじゃないかと思います。
「歌いたい」と思う人が増えた
これが大きな成果ではないかと思います。
ぜひ公式サイトやSNS上の感想を
ご覧いただきたいのですが、
「合唱したくなった」
「歌っていいね」
「また合唱やりたい」
「合唱ってカッコいい」
「合唱部に入りました」
こういうコメントが続々寄せられています。
(第1話「Over Drive」)
もちろん、合唱部は楽しいことばかりではないですが、
合唱部の人も、合唱部は厳しいこともあるけど、
また合唱が好きになった、という人もいました。
(第4話「TOMORROW」)
また「家族で楽しめるドラマだった」
と寄せてくれる人も多かったです。
そしてキャストの方々も楽しい現場だった
と思ってくれたのも嬉しいですね。
(第5話「Train-Train」)
また、純合唱曲もいくつか取り上げてくれました。
「ぜんぶ」(相澤直人)
「犬のおなか」(岩河三郎)
「米搗まだら」(間宮芳生)
「ここから始まる」(北川昇)など
最終シーンを純合唱曲で締めてくれたのは
キー局のプライムタイムという性格上、制約がある中で、
このドラマが合唱を大切にしてくれた証だと思います。
良いことだけでなく残念だったところも。
「合唱」というハードル
やはり「合唱」は地味なイメージなので、
端から観ないという人も多かったと思います。
このハードルは想像以上に大きかったです。
私の周囲もそうでした。
「合唱のドラマ」というだけで観てくれない、
そんな歯痒い思いをたくさんしました。
またネクストジェネレーション的なキャストだったので、
この俳優が出るから観る、
というのもやや少なかったと推測できます。
ストーリー展開
感動的な合唱で帳消しになってはいましたが、
ストーリーが王道過ぎたことで
敬遠した方もいたのだと思います。
私もたいていストーリーの先が読めました。
でもそれ以上の感動が待っていたので、
私は最後まで楽しめました。
またやや強引な展開や伏線の盛り込み過ぎで、
合唱の魅力が減少することもありました。
合唱にたどり着く前に脱落した人も多そうです。
また、合唱ですべてが解決するというのも
現実的ではないという声もあるようですが、
私はそこにはあまり共感しません。
ドラマで夢が見れなくなったら寂しすぎます。
個人的に気に入ったのは第6話・9話・10話、
この3話は何度観ても飽きません。
第10話は1時間ずっと泣いていました。
しかも号泣でした。
こんなにドラマで泣いたのは初めてでした。
(第6話「心の瞳」)
長々と感想を書きましたが、
最終回だけでもぜひ観ていただきたいです。
最終回だけでも十分楽しめます。
最終回の無料配信は金曜日22時までです。
「歌の力」の集大成が詰まっています。
クライマックスの「愛の歌」は聴かないと後悔します。
※来年2月5日にDVD&ブルーレイボックスの発売が決まっています。
最後にキャストの方々のドラマ後のつぶやきを。
本当にお疲れ様でした。
またいつかどこかで、
オモコー合唱部に出会いたいです。
昨日は「表参道高校合唱部!」の打ち上げでした!
最後まで笑顔溢れる現場で
幸せでした???
みんなの心にも
オモコーが残ってくれたら
嬉しいです!
写真たくさん載せましたー!
?http://t.co/INNyfo0AAe pic.twitter.com/2PJIJqtZnR
— 芳根京子 (@YoshineKyoko) 2015, 9月 28
遅くなってごめんなさい。
表参道高校合唱部!の思いの丈をブログに書きましたー?
写真もいっぱい載せましたーー!!
見てねー!!
「表参道高校合唱部!完」
http://t.co/hiy7UGROIu pic.twitter.com/0S7oykn5RJ
— 志尊淳 (@jun_shison0305) 2015, 9月 28
またみんなで、表参道高校合唱部に帰ってこれたらいいな。 pic.twitter.com/l5P5OUflCO
— 泉澤祐希 (@xxxyukikixxx) 2015, 9月 26
みなさん「表参道高校 合唱部!」
愛してくれてありがとうございました!
また何らかの形で
合唱部!やりたいな笑
ありがとう
桜庭大輔…。 pic.twitter.com/wKYWeyc5UL
— 堀井新太 (@horii0626) 2015, 9月 25
打ち上げなう
あたしの可愛い可愛い後輩たち
そしてこの人がいなければオモコーは誕生しませんでした
まほこP
本当にありがとうございました!! pic.twitter.com/F8ecMd3FQc
— Yu Shirota(城田優) (@U_and_YOU) 2015, 9月 27
「表参道高校合唱部!」に関するツイート



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