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暁星小学校 蓮沼勇一先生「心に響く歌唱指導の言葉がけ」を読む

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久々に合唱指導書を読みました。
蓮沼勇一先生の今年8月発刊の本
「心に響く歌唱指導の言葉がけ」(音楽之友社)。

わかりやすい言葉と実例ばかりで、
すらすら読めました。

蓮沼先生といえば、Nコンでは
東京の暁星小学校を率いて
何度も全国金賞を受賞した先生。
今では珍しい少年合唱団ということで、
音源を聴きながらその指導法が気になり、
「教育音楽」等での連載によく目を通しています。

「こうしなさい!」というのではなく、
「こうするとどうかな?」というような、
よくなるためのヒントを与えて、
そこから自身で体得してもらう指導法
全編に散りばめられています。
子どものやる気を引き出す


その中で「コンクールに参加してみよう」の項から。
「コンクールが育てた、子どもたちの人間性」。
一部要約抜粋します。

出場人数制限があるNコンで、
どうしてもメンバーが決められない年があった。

努力はしているものの、音域の狭い6年生。
→その子を通せば音域の広い子の枠が減る。

その子が「僕は課題曲だけでいいです。
○くんに自由曲を歌わせてあげてください」

子どもたちの人間性の向上が嬉しかった。
→大変な練習とメンバー選びで
コンクールの意義を考えたこともあったが、
真剣勝負があったからこその成長だった。



よくコンクールで「打倒○○小学校!」と
目標を掲げる学校があることについて、
こういう例が他校の例で挙げられていました。

コンクールの結果がよくなかった翌日、
黒板に審査員の悪口が殴り書きがされていた。
→「子どもたちがこうなってしまうなら
コンクールにはもう出ない!」と思った先生。

それを機に子どもたちと先生でよく話し合い、
子どもたちは大切なことをたくさん学んだ。



要約なので、ぜひ書籍で
ご覧になってみてください。
参考になることばかりです。


最後に、蓮沼先生のメッセージの中から
心に残るメッセージを1つ紹介します。

みなさん、芸術をしましょうね。
苦しいと思うまで練習しないと、人には感動は与えられません。
芸術とは、そういうものです。



【出典】
白ひげ先生の 心に響く
●歌唱指導の言葉がけ
蓮沼勇一 著


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