大阪で全国大会
Nコンブログと名乗ってるのに、Nコンについて更新が途絶えてしまってますが、Nコン自体は逐一楽しんでいます。
そんな中、今年は2019年に始まった全日本合唱コンクールの小学校部門が大阪で開催されると聞き、数年前に中学校部門が大阪で開催されたときは都合が合わなかったので、今回は都合を合わせて前半のみですが、観覧してきました。
このブログの初期から取り上げている、私が合唱を再び聞き始めるようになったきっかけの学校の一つ、根城中学校の元顧問の竹内秀男先生が審査員の一人におられました。遠くからでしたが、ようやく初めてお会いできました(涙)
フェニーチェ堺での熱い合唱の数々
全国大会が開催されたのが堺市のフェニーチェ堺。ここが完成したのが2019年で、小学校部門と同い年。
いつも気になって通り過ぎるだけでしたが、まだまだ新しくて気持ちの良いホール。
音響も良いのではないでしょうか。山鹿小学校が9人で少ない人数でしたが、それでもしっかり2階席で聞こえました。
課題曲と自由曲の演奏でしたが、気になったことをいくつか。
- 別の課題曲を選べばもっと魅力が発揮できただろうに、という団体がチラホラ。
- E1の「かっぱ」は体全体で音楽を表現するのが正解に感じました。伴奏が刻むリズムに対して平坦な歌声に聞こえる団体も。
- よく歌えているのに大人しく感じる自由曲の学校は後半を迎えると印象に残りにくそうと思いました。39団体あるので、そういう視点の選曲も大事だと感じました。
- 高音の抜けがもう少し…と思う団体もいくつか。高音をクリアにすればもっと魅力的になったはず。
- よくいえばダイナミック、悪く言えば一本調子に感じる学校が何校かありました。力みを上手く抜いてあげたら音楽のぎこちなさが解消されるはず。
- バルトークの「パン焼き」、もう少し多くの学校の演奏を聞きたかったです。
- 自由曲の選曲がNコンと同様、やはり偏りが大きいですね。昭和から続く問題なので、これは永遠の課題なのかも。
コロナに負けない小学生たち
ネガティブなことも書きましたが、コロナ禍に負けず、小学生たちが一生懸命歌ってる姿は胸がいっぱいになりますね。
先生がすごく生徒さんが好きなんだろうなと思う学校もあって、思わず頬が緩みました。
Nコンブログなので、Nコンで金賞を受賞した黒沢尻北小学校にも触れておこうかと。
今年のNコンはリアルタイムで見ていましたが、そのときから頭一つ以上抜けているような完成度でした。
全日本の舞台でも同様、「児童合唱でここまでの演奏ができるのか」と目玉が飛び出そうでした。63名という最多人数もあって、説得力が凄まじかったです。子供らしさと技術をあそこまで両立できるとは。ブラボー言いたかったです。1位金賞おめでとうございます。3年連続の1位とのことで、今年はNコンとの2冠です。
ということで、簡単でしたが観覧の感想です。
参加団体の皆さん、ありがとうございました。