作曲者・平吉毅州さんが全国コンクールの演奏をどう聞いたのか、要約して紹介します。
現在でもよく歌われる合唱曲なので、ぜひ参考に。
「わが里程標(マイルストーン)」の演奏上の注意点
テンポの設定がどうにも不自然
- テンポの設定がどうにも不自然だった学校意外にも多いのに驚き。
- メトロノームで指定されていようと、多少ずれるのはむしろ自然だが、伴奏音型が要求しているテンポというものの幅には、おのずと限度がある。
- この課題曲の場合、あまりに遅く重いテンポだと、音楽が死んでしまうし、中間部のテンポ設定がどうにもならなくなってしまう。
- 身体がどんどん前へ運ばれていくようなテンポ感で歌って欲しかった。
ピアノ伴奏について
- 前奏の部分、二小節目の三拍目でフレーズが途切れているケースが多かったが、前奏の六小節を一つのフレーズとして捉えるべき。
- これは一例だが、フレーズの確認は今後とも大切にして欲しい。
(「教育音楽 中学・高校版」1982年2月号より)
【🥇最優秀校】東京都立八潮高校
【🥈優秀校】山形県立山形西高校
【🥉優良校】兵庫県立赤穂高校
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