課題曲について
小中高を通じて思うのが、近年は歌詞が長すぎませんか?
もう少し含みのある歌詞で、
解釈の余地を大きく残したものになれば
歌詞の解釈は充実するでしょうし、
近年の長すぎる歌詞問題は
解決しそうな気もしますが。
そして問題になりがちな中学校の部。
昨年、一部で騒ぎになりました。
何年か前にも書きましたが、
そろそろ明るい課題曲も良いのでは?
特にSHISHAMOを起用するのであれば
チャンスだと思います。
すでに課題曲はほぼ完成してるとは思いますが、
明るい青春ソングでも共感や感動は
十分呼べると思います。
今年のこども音楽コンクールで
こんな音源が先日公開されていました。
少し極端な例かもしれませんが、
TBSドラマ「表参道高校合唱部!」の主題歌です。
明るくキャッチーなのに
中学時代の明るさだけでなく、
疾走感や儚さ、青春、
声を合わせる喜びを感じる演奏です。
自由曲について
今年は平成最後のコンクールに豊島岡女子学園中学校が
優勝校の自由曲の方向性の一例として
良い例を示してくれたのが印象深かったです。
どうしてもコンクールとなると
全国出場校の演奏に倣う傾向は
残念ながら昔から変わっていません。
だからこそ優勝校に率先して
新曲・難曲傾向を打ち破ってもらいたいです。
新曲にも良い曲はたくさんありますが、
「古い曲にも新鮮さを見出す」
そういう価値観も持っていただけたら。
そのためには地区大会に至るまで、
評価する側も一層変わる必要があるのかも。
ただ、昨今の選曲傾向に関しては、
審査基準が変更された頃から
大きく変わったと思います。
異論は多々あるとは思いますが、
個人的には良い傾向だと思います。
恐らく「十分歌い上げられるもの」が
評価されるようになったのでしょうか、
コンクールのカラーもハッキリしたと思います。
「無理して歌ってるな」と思う演奏は減ったように見えます。
「勝手に学生のリミットを決めずに歌えばいい」
というのであれば別のコンクールがあると思います。
「Nコンは外国語曲が嫌われてるから減った」
というSNSでの書き込みをよく見ますが、
外国語曲が嫌われてるからではなく
「十分歌い上げられるもの」が
評価されてるからだと思います。
十分に歌い上げられる素地があれば
きちんと評価されていると思います。



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