前回更新からだいぶ時間が経ちましたが、
今日淀工グリーの定演に行ってきました。
今回もほぼ満席でした。
本来、今日は最後の演奏会になる予定でしたが、
「まさかの 第32回定期演奏会」と銘打って行われました。
(開演アナウンスも「まさかの定期演奏会」でした)
冒頭から高嶋先生の謝罪が。
実際3月で部員がゼロになってしまい、
部室の片付けを3日かかりで行ったそうです。
そんな4月、1年生の一人の男子が合唱が好きで、
淀工グリーに入りたいと言ったそうで、
そこから1年生が合計3人揃い、
グリーの存続が決まったそうです。
まさにゼロからの再出発。
とはいえ、3人とも素人で音取りもままならず、
甲子園の「栄冠は君に輝く」を
「純粋だからすぐに1つの音になるから」
と注釈入りでユニゾンで披露。
確かにまだ声が出ていない感じでしたが、
すでに音色は淀工トーンでした。
開始10分くらい、会場は終始笑いに包まれました。
ということで、プログラムを振り返ります。
大阪府立淀川工科高等学校グリークラブ 第32回定期演奏会
1ステージ
「栄冠は君に輝く」(小関裕而)※1年生3人
「ひばり」(木下牧子)
「ロマンチストの豚」(木下牧子)
「きんいろの太陽がもえる朝に」(木下牧子)
「さびしいカシの木」(木下牧子)
メンズウィードU30メンバーで
木下牧子の組曲が披露されましたが、
メンズウィードにも西城陽高校のOBや
淀工グリーのOBの息子さんが入りました。
「さびしいカシの木」は昨年の定演で
最後の3年生が一人で歌い、感動をよんだ曲。
今日は大勢のメンバーでの披露でした。2ステージ
「22才の別れ」(石若雅弥[編曲])
「群青」(谷村新司)
「ヨーデル食べ放題」(リピート山中)
「素晴らしき人生」(瑞慶覧尚子)
「22才の別れ」は「暗くて泣きたくなる合唱曲集」
というユニークな名前の曲集から。
知らない曲かと思ったら知ってました。
フォークソングと相性いいですね。
「群青」はあの「群青」ではなく映画の主題歌から。
これも昔の映画なのになぜか知ってました。
ヨーデル食べ放題では高嶋先生のソロも。
そして「素晴らしき人生」はこの定演が初演。
淀工グリーが本来は最後の演奏会となることで、
高嶋先生が書き溜めたネタを
瑞慶覧さんにお願いして曲にしたもの。
「18歳は暴走するけど、81歳は逆走する」といった
そういうネタを集めたものです。
会場には瑞慶覧さんが訪れていて、
ステージ上で制作エピソードを
高嶋先生と掛け合い漫才のように披露。
「大阪なのでもっとズッコケたりやって欲しい」
なんていうリクエストもあったそうです。
それにしてもよく曲にまとめたものです。
やはり会場からは笑いが。3ステージ~コンクール報告演奏~
「主よ、あなたにお願いします」(プーランク)
「今年」(松下耕)
全日本合唱コンクールの報告演奏。
休憩明けでじっくり聴かせました。
「今年」は前も書きましたが、
どの「今年」とも違う「今年」です。
終盤にかけてレクイエムを聴いているかのようでした。
隣の年配の女性は号泣されてました。
ちなみに2018年版のことプロもいい感じです。
ぜひ。
【2018】今年(詩:谷川俊太郎/曲:松下耕) / 今年を歌おうプロジェクト・ヴァーチャルクワイア4ステージ
「夕暮れ」(石若雅弥)
「春」(信長貴富)
「八木節」(松下耕)
「群青」(信長貴富[編曲])
「ファイト!」(中島みゆき)
「夕暮れ」、いい曲ですね。
石若さんは会場に訪れたかったそうですが、
別の演奏会の本番が重なったそうで、
会場には淀工グリーファンの石若先生のお父様が。
「春」は今年度の全日本の課題曲です。
「八木節」は淀工グリーにとってチャレンジだそうです。
そして「群青」はあの「群青」です。
淀工グリートーンで聴くとまたいいですね。
そして定番の「ファイト!」。
初演は阪神大震災の前日だったそうです。
やるたびに少しずつ演奏が変わるそうで、
切符を燃やす部分は今回は有村架純をイメージしたそうで。アンコール
「マイ・ウェイ」
今年は3年生がいないので、
3年生を送るメッセージも
「高校3年生」もありませんでした。
とはいえ、1年生が3人入ったことで、
第34回まではほぼ開催が保証されました。
来年は淀工グリー40年目ということで、
どんな定演になるのか?
部員は増えているのか?
楽しみです。



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