連休でやっと全国代表校の演奏を
ひと通り楽しむことができました。
その感想をいくつかあれこれと。
小学校の課題曲「ゆうき」は、
当初はあまり差が出ない課題曲だと思いましたが、
ふたを開けると各校で大きな差が出ました。
とはいえ、ブロック代表はさすがにどこも上手いです。
ただ、あまり先生の指示を歌の中に見えてしまうと、
この曲の魅力が半減してしまう気がします。
小学生が自分たちで音楽する姿を楽しみにしたいです。
作曲の村松さんは愛知県大会を聴いて、
こんなアドバイスをなさっています。
コンクール用に作った発声では無く、
もっとホールで響かせることのできる
自然な発声に心がけてほしいな~と感じました。
自由曲にすごく難しい曲に挑戦するのは良いとは思うのですが、
子供達はちゃんと歌詞の意味解って歌うことができていますか~?
課題曲に関して
ゆうきに関しては、シンプルな曲なほど、
完璧に歌うのは大変難しいことです!
(こういう曲ほど差が出ます)
言葉の流れを大切に。
(村松崇継オフィシャルブログ「Departure」2014.8.23)
中学校の部は、課題曲がネックですね。
サビのビートを刻む部分が難しいですね。
この部分だけで入賞候補が絞れるくらい。
アカペラだったら上手くいったんじゃないか?
と思うほど、ピアノが絡むとズレを感じたり、
生徒さんの歌唱が先走ってしまったり、
丁寧に処理しようとするあまりに、
ゆったりすぎてビート感が失われたり。
上手く処理できない限りは入賞は難しそうです。
あと、郡山二中が自由曲で邦人曲なのは驚きでした。
選曲の幅も広がって、より魅力的になったと思います。
来年も日本語なら叙情曲も聴いてみたいです。
豊島岡女子中は相変わらずいい曲を探してきますね。
心を温かい気持ちにさせてくれました。
高等学校の部はここ数年、本当に面白いです。
課題曲はその面白さを引き立たせてくれる、
表現の幅の広いものになりました。
今年は舞台演出家による異色な詞です。
高校生の日常を等身大の姿で描く手段と、
高校生の日常を劇画チックに描く手段があると思います。
どちらが正しいというわけでもないと思うので、
各団体の個性をもっと出してもいいと思いました。
悶々と疑問符を持った高校生が、
感嘆符を持つまでの気持ちの移り変わり、
そして添えられた背中を押すような追伸。
どんなシーンが見えるでしょうか。
どれだけこの「舞台」を見た人に共感を与えられるのか。
高校生は小林香さんからいい宿題をもらったと思います。
春先の小林さんからのメッセージを紹介しておきます。
高校生たちの歌詞の解釈がめちゃくちゃ楽しみ。
若い皆さんがどう感じて、
それをどう表現しようとして、
どんな声にして
どんな顔で、
目で、
歌うのか。
このコンクールの作詞家に選んで頂いて、
すでにかなり楽しんでいます。
(小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」2014.2.8)
自分らしく生きることは易しいことではないけれど、
共演者は、いると思います。
それが勇気になる。
そして自分も誰かの共演者になれると思います。
誰かの勇気になれる。
(小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」2014.2.23)
にしてもNコンライブは観てて楽しいですね。
出場校の生徒さんたちにとっては、
他の学校の良い部分を取り込むチャンスでもあります。
全国コンクール、楽しみにしています。



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